《死の舞踏》しないと出られない部屋


■RL

 ソエジマ

■アクトトレーラー

ただただ白い壁と床と天井

目の前に立つ不倶戴天の対手

 

キミは殺し屋、ヤツも殺し屋

 

殺し屋2人が閉じ込められた

よくあるその部屋の名は──

 

トーキョーN◎VA THE AXLERATION

『《死の舞踏ダンス・マカブル》しないと出られない部屋』

 

出口無き運命の部屋 その刃で斬り拓け


■アクトハンドアウト

全枠共通推奨スタイル:カタナ

コネ:(もう1人のキャスト) 推奨スート:【任意】

君は殺し屋だ。「指定されたアドレスに向かい、そこにいる相手を殺せ」という単純な仕事を引き受けた。

何の変哲もない廃工場に辿り着いたはずが、気が付けばそこは全てが白い部屋。

噂に聞く「相手を殺さないと出られない部屋」だ。

そして目の前には──宿敵、好敵手、商売敵。複雑すぎる関係性の、1人の殺し屋がいた。

PS:【白い部屋から生きて出る】


■キャスト作成

クイックスタート

 本シナリオでは、以下のサンプルキャストのいずれかを使用することを推奨する。

 『カタナ』:不屈の探偵(『TNX』p82)

 『カタナ』:現代の騎士(『TNX』p90)

 『カタナ』:任侠剣士(『TNX』p96)

 

コンストラクション

 全枠カタナ:殺しの依頼を受ける


■レギュレーション

全て使用する。

『スキルディクショナリ』及び『アウトフィットカタログ』も適用する

(『スキルディクショナリ』及び『アウトフィットカタログ』未所持者は要相談)


■その他

●特記事項

本シナリオは「殺し屋と殺し屋が『相手を殺さないと外に出られない部屋』に閉じ込められる」という、特殊なセッティングのシナリオだ。PvPの発生と、キャラロストの可能性を視野に入れ、相手キャラを殺害する(あるいは殺害される)覚悟を持ってセッションに参加すること。

 

●神業について

・本シナリオでは必要な防御神業数は設定しない。円滑なシナリオ進行のため、1つ以上は所持しておくことを推奨する。とは言え、相手キャストのスタイルやシナリオ進行で変動する。持っていても死ぬときは死ぬだろう。

・シナリオタイトルに《死の舞踏ダンス・マカブル》とあるが、《とどめの一撃クーデグラ》でも《神の御言葉ゴスペル》でも構わない。

・本シナリオでは神業で白い部屋から出ることはできない。《脱出エクソダス》《神出鬼没チェンジ》《霧散 ディスアペア》などでも出ることは不可能だ。

・《電脳神デウス・エクス・マキナ》《真実トゥルース》《不可触アンタッチャブル》などは、情報収集する上で(あるいは情報を隠蔽するために)使途が存在する。

・《腹心ライトハンド》は本シナリオでは使用できない。

 

●本シナリオの舞台について

・キャストのアウトフィットについては、「住居」「エキストラ」以外は原則すべて持ち込み可能とする。ヴィークルもウォーカーも可能だ。

・白い部屋のセキュリティはレッドエリアとして扱う。装備による登場修正は影響を受けない。

・トループ級のキャラやエキストラは登場できない。それらを呼び出す各種技能も本シナリオでは使用できない。なお〈人鞘〉は例外とする。

・部屋の広さは持ち込む装備の都合で決定してもいいが、戦闘においては最大で近距離までしか離れられないものとして扱う。

 

●使用経験点、達成値制限

特になし。想定は初期作成だが、PL同士の合意がある場合は自由に設定すること。

 

●主に使用する技能

本シナリオの情報収集で主に使用する技能は〈社会:ストリート、アストラル〉などである。


ドラッグを 集めて早し 墨田川

■RL

 ソエジマ

■アクトトレーラー

強く なれる 理由クスリを 知った

ロゴス キメて 殴れ

──ストリートの流行歌

 

レッドエリアの荒事屋たちは

今日の食い扶持稼ぐため

明日の命を擦り減らす

 

血も汗も涙もドラッグも

彼らが流した雫の奔流は

墨田川に死神を生み出した

 

トーキョーN◎VA THE AXLERATION

『ドラッグを 集めて早し 墨田川』


■アクトハンドアウト

全枠共通ハンドアウト

コネ:“墨田川の死神” 推奨スート:【♥(生命)】

君は[「ザリガニとの邂逅表」参照]を目的に、

アサクサの住人(その音頭を取っているのは藤咲不動産だ)が結成した寄せ集め部隊“ザリガニスレイヤーズ”に加わった。

標的は“墨田川の死神”。墨田川沿い(アサクサ南部)を荒らすヒルコ。

ストリートの荒事屋たちが使用したドラッグが墨田川に流れ着き、その蓄積で突然変異したザリガニだ。


■キャスト作成

●ザリガニとの邂逅表

 本シナリオでは個別の導入は存在しない。

 キャストは全員“ザリガニスレイヤーズ”のメンバーとして“墨田川の死神”と対峙する。

 隊に所属するに至った経緯は以下の「ザリガニとの邂逅表」から選択すること(Draw or Choiceなので、自分で選んでもよい)。

 個別の導入や個別に想定されているイベント等もないため、RLの許可を得ることができるなら、任意の理由・スタイルのキャストで参加しても構わない。

DOC 理由 推奨スタイル
 2/3 縄張り争い ヒルコ

墨田川は君の縄張りだ。生態系の頂点は君でなければならない。

それを荒らす新参者“墨田川の死神”との共生は不可能だ。

弱肉強食の掟に従い、退場してもらおう。

【PS:縄張りを取り戻す】

DOC 理由 推奨スタイル
 4/5 過去の贖罪 ミストレス

君が動物と会話できた頃、心を通じ合わせたザリガニがいた。

あれから世界は加速した。友人だったザリガニは死神となり、墨田川で暴れている。

彼にはもう、君の声は届かない。

【PS:“墨田川の死神”の最期を見届ける】

DOC 理由 推奨スタイル
 6/7 腕前の換金 カタナ

君の腕前は金の雨を降らせる。それだけのことだ。

“墨田川の死神”を《死の舞踏》で仕留めて報酬を受け取る。

ハイリスクでハイリターンな、ただの仕事だ。

【PS:“墨田川の死神”を倒す】

DOC 理由 推奨スタイル
 8/9 証拠の隠滅 クグツ

“墨田川の死神”を生み出したのは、君が務めるヘイロン社製のコンバットドラッグ・ロゴスだろう。

この機密を“墨田川の死神”ごと《完全偽装》するのが社の意向だ。

【PS:機密流出を防ぐ】

DOC 理由 推奨スタイル
 10/J 強さの追求 チャクラ

“電脳世紀最強”。

あらゆる生命体が一度は望み、そして諦める夢を君はまだ追い求めている。

この道を歩むため、鋏と甲殻の超暴力“墨田川の死神”をねじ伏せろ。

【PS:“墨田川の死神”に勝つ】

DOC 理由 推奨スタイル
 Q/K 任者と極道 レッガー

“墨田川の死神”に荒らされたアサクサ南部には規制線が張られ、立ち入りが禁じられた。

藤の代紋がこの状況を許すわけもなかった。

そして放たれた鉄砲玉が君だ。

【PS:アサクサを取り戻す】

DOC 理由 推奨スタイル
 A/JOKER 猫の好奇心 ニューロ

今、最先端のコンテンツこそが“墨田川の死神”だ。

だが直接絡もうという人間はいない──君を除いて。危険がある証拠だろう。

だが、好奇心になら、殺されても構わない。

【PS:“墨田川の死神”を調べる】

DOC 理由 推奨スタイル
 任意 任意 任意

君には“墨田川の死神”を倒す理由がある。他の誰かがそういったわけではない。

君が自分で、そう決めたのだ。

それは大切で、必ず貫かなければならない生き方だ。

【PS:任意(PLが設定すること)】


■レギュレーション

・使用経験点の想定:0点~40点

・敵ゲスト側最大達成値:23

 

使用可能なデータ

 全て使用する。

『スキルディクショナリ』及び『アウトフィットカタログ』も適用する

・必要防御系神業の枚数:2枚

・推奨社会技能:<社会:ストリート>


■主な登場人物

・“墨田川の死神”

 デカい。固い。強い。そして23ぐらいの達成値を出し、神業を3つ持ってる厄介なザリガニ。ヒルコ◎。


■その他

※ミストレス導入

 トーキョーN◎VA-Dの時代、ミストレスには〈動物との会話〉という特技があった(その名の通り、動物と会話ができる特技だ)。

 ハンドアウトに書いてあるのはその部分をフィーチャーしただけだ。動物と会話できなくても構わない。

 この枠は、自分が仲良くしていた野生生物に対し、責任を取らないといけない立場にある、実質ヒロインのような枠だ。

 

※カタナ導入

 無論、カゲやカブトワリでもよい。

 

※任意導入

 本シナリオには《完全偽装》を目的とするクグツが参加する可能性がある。

 真実を明らかにする目的のトーキーや、敵対企業のクグツなどの参加はRLやPLの顔色を見ながらやろう。