天葬のパトリオット


■RL

 ありえすた

■アクトトレーラー

これは警鐘である。

無辜の新大陸を侵す侵略者たち。

ミトラスより撤退せよ。

さもなくば、二度天の火は楽園を焼くだろう。

 

これは狼煙である。

メガコーポ支配に対する反撃の暁。

ミトラスの民よ蜂起せよ。

さもなくば、三度天の火は庭園を焼くだろう。

 

これは最後通牒である。

この"自由の鴉"が天に鳴く。

それが第三次ミトラス開戦の嚆矢となるだろう。

 

トーキョーN◎VA the AXLERATION

『天葬のパトリオット』

 

かくて、運命の扉さえ謀られた。


■アクトハンドアウト

『①クグツ』用ハンドアウト

コネ:千早 白鴉(ちはや・はくあ) 推奨スート:【♥(生命)】

キャスト間コネクション:『②ニューロ』

かつてミトラス独立の母と称えられた"ヴァローナ"の名声は地に落ちた。

既にミトラスは安定期にあり、彼女の声明は拒絶を以て迎えられた。

だがキミは知っている。"ヴァローナ"とは工作員であり、キミの師だ。

数年前に姿を消した彼女が何故テロリストとして軍事コロニーを占拠し、

基地ひとつを焼いたのか。末端であるキミに作戦の全容は明かされない。

与えられた任務はただひとつ。テロリスト"ヴァローナ"の暗殺だ。

PS:【"ヴァローナ"を暗殺する】

『②ニューロ』用ハンドアウト

コネ:グレイ"ナイト"ジャー 推奨スート:【♣(感情)】

キャスト間コネクション:『①クグツ』

これまでその存在が秘匿されていた軍事コロニーへの単独潜入任務。

軌道兵器の矛先がN◎VAに向けられれば壊滅的な事態も予想できる。

今回の作戦は一見無謀にも思えた。…だからこそ、キミは気付く。

「この作戦は成功する」。GOサインを出す幹部たちには勝算があるのだ。

おおよそ真っ当なミッションではないだろう。故に、グレイ。

コロニー内で接触してきたこの男は、この事件のキーになると思えた。

PS:【軍事コロニー"シームルグ"を無力化する】


■キャスト作成

クイックスタート

 ①クグツ:企業戦士(SKD、OFC適用)

 http://www.fear.co.jp/novax/download/nx_sdic_rb_sam03.pdf

 ②ニューロ:ニューロキッズ(SKD、OFC適用)

 http://www.fear.co.jp/novax/download/nx_sdic_rb_sam09.pdf

 

コンストラクション

 ①クグツ/千早白鴉から訓練を受けた後方処理課の工作員

 ②ニューロ/作戦のバックアップを担当する後方処理課の工作員


■レギュレーション

・使用経験点の想定:100点(0点でも500点でもOK、キャストに合わせます)

・敵ゲスト側最大達成値:23

 

使用可能なデータ

・ルールブック:PL自身が所持している範囲で使用可。

・スキルディクショナリ(SKD):PL全員が所持していれば適用

・アウトフィットカタログ(OFC):PL全員が所持していれば適用

・必要防御系神業の枚数:2枚

・神業の想定シーンがあるもの:なし

・推奨社会技能:<社会:企業><社会:テクノロジー>


■主な登場人物

▼「"ヴァローナ(鴉)"千早 白鴉(ちはや・はくあ)」

 最高峰と謳われた工作員。女性、46歳。クグツ◎。

 第二次ミトラス戦争では移民による独立軍に参戦しており

 その功績から"独立の母"、"自由の鴉"とも呼ばれる。

 その正体はミトラスから北米・中南米国軍を撤退させるために千早が送り込んだ工作員だ。

 帰還後はPC1の訓練教官を担当しその技術のすべてを叩き込んでいる。

 数年前に姿を消しているがその消息は不明。

 今回"ヴァローナ"の名で再び姿を現し、ミトラスから企業撤退を条件として宣戦布告した。

 

▼「グレイ"ナイト"ジャー」

 シームルグ内で接触してくる工作員。男性、29歳。カゲ◎。

 作戦協力者と彼は言うが『ニューロ』は彼の存在について聞かされていない。

 今回の事件に詳しいようだが捉えどころのない謎の男。

 ※なお彼についてはリサーチフェイズに登場する。(オープニングには登場しない)

 

▼「千早 雅之(ちはや・まさゆき)」

 千早重工社長。44歳、男性。エグゼク◎。エキストラ。

 冷静沈着で合理主義、あの軌道千早でさえ認める手腕を持ち和睦の決定打となった。

 本作戦において地上千早の司令官。

 

▼「美門 春次(みかど・はるつぐ)」

 美門家新当主。27歳、男性。エグゼク◎。エキストラ。

 武闘派だが計算高く、地上との和睦を決定した。

 本作戦において軌道千早の司令官。


■その他

■施設名

▼軍事コロニー「シームルグ」

 軌道衛星上に浮かぶ軍事コロニー。

 テロリスト"ヴァローナ"により運用される極秘施設。

 地表への攻撃を可能とする軌道兵器を搭載する。

 第一射は既に放たれ、ミトラス隣島のマクマード基地を焼いている。

 被害規模的に、E△ENやGARDENの都市を消滅させられるだけの威力がある。

 

 形状は直径6kmの涙滴型。

 内部構造のデータは無く、コロニー内で手に入れる必要がある。

 施設としての来歴は不明。

 

 長距離砲撃による破壊は不可能ではないが、軌道兵器による報復を恐れ、

 潜入による無力化を目的とした作戦が立案された。

 

▼マクマード基地

 ミトラスに隣接する小島に施設された基地。

 シームルグの軌道兵器により島ごと焼き払われた。

 

 観測施設群を保有し、軌道観測レーダーを備えていたが、

 終戦後はほぼ役割を終えており、無人施設となっていた。

 

■4行でわかるミトラス戦争

・第一次ミトラス戦争:新天地争奪による中南米諸国と北米連合の国家戦争

・第二次ミトラス戦争:植民地移民による独立軍(北米連合支援)と中南米諸国軍の内戦

・戦争結果:疲弊した両軍は「双方ミトラスから撤退」という講和を締結

・現状:日系企業による企業支配体制が定着

 

※戦争終結した時期について、公式設定が不明だが本アクトでは10~20年ぐらい前とする